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CADSUPER Works

CADSUPER Works2010 新機能紹介


CADSUPER Works2010では、要望が特に多かった機能が強化されています。
以下、主要な強化/改善項目についてご紹介します。

   ※ CADSUPER Works2010はFXUのVer5.01以上が必須です。


■ 3次元機能の強化・改善機能

1.面削除とトリムサーフェスのパフォーマンス強化

2.参照平面

3.構成部品のミラー

4.マウスジェスチャー



■ 3次元 ⇒ 2次元機能

1.タップ穴形状の部品置換の自動化



■ 2次元 ⇒ 3次元機能

1.2Dto3Dコマンドの強化

2.アセンブリ構成部品編集内での動作対応

3.スケッチインポートの強化






1.面削除とトリムサーフェスのパフォーマンス強化 【3次元強化機能】

SolidWorks2010ではSolidWorks2009より、予測機能、信頼性、パフォーマンスなどが改善されました。
SolidWorks2010 で面の削除とサーフェスのトリムを行うと、再構築と編集が劇的に高速化していること に気づくでしょう。
メモリとディスク領域の使用量も削減されています。

「Sprayer Body LH.sldprt」部品を開いて「フィーチャー詳細情報」を確認し、その後Ctrl-Qを押して 再構築行い、もう一度「フィーチャー詳細情報」を確認すると面削除の処理時間が大幅に短縮されたのが、分かります。

  CADSUPERWorks2009   【CADSUPER Works2009 再構築時間】
CADSUPERWorks2009
  【CADSUPER Works2010 再構築時間】
CADSUPERWorks2010


2.参照平面   【3次元強化機能】
  • 既存ジオメトリとの拘束を定義
  • 2つの軸(エッジ)を通る平面
  • 2つの円筒面に接する平面
  • 中間平面
  • 作成位置の切り替え

参照平面のユーザーインターフェースが改良され、既存のジオメトリと参照平面の間の拘束条件を定義して 参照平面を作成するようになりました。
複数の条件を組み合わせて、参照平面を作成することができます。

参照平面を迅速に作成できるだけでなく、従来より要望の多かった、「中間平面」や「二つの円筒面に接する参照平面」、「円筒面に接し、平面と一定の角度を持つ参照平面」といった、以前のバージョンではスケ ッチ等の補助要素を必要としていた参照平面も、1コマンドで作成できるようになりました。

ジオメトリとの拘束条件は、アセンブリの合致のように方向を反転できますので、作成位置を簡単に切り替 えることが可能です。

拘束による定義 中間平面
拘束の反転による作成位置の切り替え


3.構成部品のミラー   【3次元強化機能】
  • ユーザーインターフェースの改良
  • 対称形状を参照コンフィギュレーションとして作成
  • プレビュー機能の向上
  • ミラー部品を「構成部品のミラー」フィーチャーで一括管理

「構成部品のミラー」機能のユーザーインターフェースが改良されたことより、ミラーする構成部品の選択が容易になりました。

作成する部品の表示方向やミラー/コピーの違いも分かりやすいプレビューで、容易に確認できるため迅速な作業が可能となります。

ミラー部品は、ミラー元の部品の参照コンフィギュレーションとして作成するか、新規ファイルとして作成することが可能です。

ミラー元のコンフィギュレーションとして作成した場合、対称形状をミラー元の部品の派生部品として、同一ファイルの中で管理するといった運用も可能になります。

作成されたミラー部品は、グループ化された「構成部品のミラー」フィーチャーとしてFeatureManager デザインツリーに追加され、ミラー コピーされた構成部品の位置をシード構成部品を基準とした位置に保ちます。
この「構成部品のミラー」フィーチャーは、再編集が可能なため、いつでもミラー部品作成時に戻って再定義が可能となります。

「構成部品のミラー」を使用することによって、左右対称の部品を再度モデリングしたり、ミラーコピーした部品を再度組み付ける手間から解放されます。

インターフェースの改良と機能拡張によって、お客様はより迅速に対称部品の作成と管理を効率化することができるため、大幅な工数の削減が期待できます。

簡単な操作設定 わかりやすいプレビュー表示


4.マウスジェスチャー   【3次元強化機能】
  • マウスジェスチャーによるヘッズアップユーザーインターフェース

ツールバーに移動させることなく、グラフィックス領域でマウスのすぐそばに様々な機能を搭載した “マウスジェスチャー”アイコンが追加されました。

このアイコンにより、マウスの移動量も大幅に低減でき、ツールバーに頼らずに操作することができます。
特に頻度の高いアイコンを配置することで、ツールバーを非表示にしてグラフィックス領域を大きくとることができます。

    ※ユーザー定義によりカスタマイズする事が出来ます。

マウスジェスチャー


1.タップ穴形状の部品置換の自動化 【3次元 ⇒ 2次元機能】

(1)変換設定の自動追加

「設定」-「穴」タブで、アクティブなモデルに配置されている穴ウィザードのパラメータで、 変換設定を自動で追加することができます。

  変換設定

自動追加ボタンを押下すると、モデルに付加されている穴ウィザードフィーチャーを調べ、 フィーチャーのパラメータで新規に変換設定を追加します。
その際の変換設定名はフィーチャー名になります。(変換設定名は、変更ボタンを押下する ことによって変更できます。)

対象になる穴ウィザードフィーチャーの種類は、JISのねじ穴(タップ穴)のみです。
それ以外は対象とはなりません。

追加した変換設定は、別のモデルでも有効になります。また次回起動時、再インストール時も 有効です。


(2)穴部品交換の自動割り当て

投影図コマンドで、穴ウィザードフィーチャーにマッチする変換設定を検索して、自動で割り 当てることができます。

  穴部品交換

自動割当ボタンを押下すると、一覧の穴ウィザードフィーチャーのパラメータとマッチする 変換設定を自動で割り当てます。

対象になる穴ウィザードフィーチャーの種類は、JISのねじ穴(タップ穴)のみです。
それ以外は対象とはなりません。



1.2Dto3Dコマンドの強化 【2次元 ⇒ 3次元機能】

(1)抜き勾配・組み合わせの追加

抜き勾配と組み合わせのモードを追加し、併せてインターフェースを修正しています。

当コマンドでの作業の取り消しを行う処理を追加しました。
また「キャンセル」ボタンで終了するのではなく、何も入力されていない場合、「OK」ボタンで、 プロパティマネージャを閉じるように修正しています。

抜き勾配

(2)押し出しカットフィーチャー

押し出しカットをボスベースと組み合わせでの処理ではなく、押し出しカットのフィーチャーで 作成するように変更しました。

  押し出しカットフィーチャー

(3)押し出しカット・貫通オプション追加

押し出しカットに「全貫通」オプションを追加しました。
但し、ボディのプレビューは表示されません。

  全貫通


2.アセンブリ構成部品編集内での動作対応 【2次元 ⇒ 3次元機能】

従来アセンブリの構成部品編集で、CADSUPER Works専用のコマンドは動作しませんでしたが、動作できるように修正しました。
アセンブリトップダウンとして、既存のCADSUPER Worksコマンドを動作させることができます。

  構成部品編集




3.スケッチインポートの強化 【2次元 ⇒ 3次元機能】

FXUからCADSUPER Worksへのエクスポートのモードで、六面図のエクスポートを新規に追加しました。
コマンドモードを「六面図」に変更し、正面図・背面図・平面図・下面図・右側面図・左側面図の順に要素選択と 配置基準点指定を行います。
スキップする平面は要素を選択しないで確定をします。

六面図エクスポート




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